飲酒量を酒類に含まれる純アルコール量に換算した目安が使われます。これを基準飲酒量(1ドリンク)と言い、例えば1ドリンクの純アルコール量を10gと定義した場合、ビールならロング缶の半分、日本酒なら0.5合分に相当するというもの。
しかし、何gの純アルコールで1ドリンクとするかは国に異なることが、学術誌Addictionに掲載された75ヶ国における基準飲酒量(1ドリンク)の純アルコール量を調査した研究で明らかになりました。
例えばアイスランドでは純アルコール量8gを、一方オーストリアは20gを1ドリンクの基準としているので、アイスランドからすればオーストリアの1ドリンクは2.5ドリンク分に値します。その一方、アメリカの1ドリンクのアルコール量は14gでアイスランドとオーストリアのちょうど中間にあたります。
下図は各国の基準飲酒量(1ドリンク)をまとめた表。
なお、WHOによる定義では1ドリンク=純アルコール量は10gとのこと。
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